投薬や治療を受ける前に試して頂きたい事=身体を整える
自律神経のバランスが崩れる事で肉体的、または精神的な不調を来す事は広く知られています。
自律神経のバランスが崩れる原因の一つに身体の過緊張(硬化)を挙げる事が出来ます。
長時間の不良姿勢や不良動作等から来る物理的な身体へのストレスや日常生活で受ける精神的ストレス等によって、身体(神経、筋肉、血管等)は日々緊張(硬化)しています。
身体の緊張(硬化)が必要以上に強く成る事が自立神経の調節や切り替えに大きな影響を与えると言う事実はもっと広く知られても良い様に思います。
初めてジムで4Dモーショントレーニングマシーンを扱われる方は、皆さん一様にご自身の身体の緊張や硬さに気付き、また驚かれます。
緊張して硬く成っている身体は神経の感覚も鈍くなる傾向に有る為か、ご自身の身体の緊張や硬さに気付き難い方も多い様に感じます。
血圧は交感神経の働きにより調節されています。身体の緊張が強いと交感神経の働きで心臓の拍動力は必要以上に強く成り、拍動回数も必要以上に多く成ってしまいます。また、血管の収縮も必要以上に強く成ります(一部血管を除く)ので血圧が必要以上に上がってしまいます。
血糖値を下げる為には膵臓からホルモンのインスリンが分泌される必要が有りますが、インスリンは副交感神経の働きで分泌されていますので、身体の緊張が強く交感神経優位の状態で副交感神経が働く事(自律神経の切り換え)が出来ないと、インスリンの分泌が難しく成ってしまう一つの要因に成ってしまいます。一方、交感神経の働きによって血糖値を上げる為に分泌されるホルモンは五種類にも上ります。
自律神経は脳の血管にも広く分布しており、血液中の酸素濃度や二酸化炭素濃度、呼吸等と連関して脳内の血流の調節にも大きく関わっています。
経験則で私がトレーニングの現場で感じる事ですが、血圧や血糖値が高い方には身体の緊張が強い(身体が硬い)方が多い様に思います。
度々お伝えして来ましたが、4Dモーショントレーニングマシーンでのトレーニングの特徴の一つは身体が緊張する事を支配している神経の緊張を緩める事が出来る事です。
必要以上に身体に力を込めて力んだり(筋肉を強く収縮させたり)、強く筋肉を引き伸ばす運動等は身体(神経、筋肉、血管等)の緊張をより高め、硬化を助長する事に繋がり兼ねませんので自律神経のバランスを整え正す運動としては余りお勧めは出来ません。
4Dモーショントレーニングマシーンでのトレーニング動作の様なリラックスしながら筋肉のタイムリーな伸縮が出来る運動で身体の緊張を解き、身体の硬化を改善して頂く事をお勧め致します。